Entry

12/張魯の家

沙角

生体通信…香港最高風水会議
メール

リトル・フライ
「ここが最後だな。
この沙角は、なんでも金で解決するようなところみたいだから、金がないと切ない思いをするだけだ。
準備はいいね。
リトル・フライ
「探し物は見つけたかい…
ふふふ、知ってるんだよ。さっき龍城路で紅頭のやつらに頼まれていただろう。
知ってるんだよ…
あっ、そうそう、メール読んだかい? まだなら、チェックしたほうがいいよ。
それと…このフロアの鬼律を倒しておかないと、八卦鏡の部屋にはたどり着けないよ。
さ、済んだら4階に行って、最後の八卦鏡にとりかかろう。
リトル・フライ
「この奥に最後の八卦鏡があるはず…
最高に異様な気配を感じるなあ…
ただならぬ気配…俺も雇われた以上、あんたが戻るまで待ってるけどさ、なるべく早くしてくれよ。
鍵穴男
「この奥にも、八卦鏡の部屋があるんだけど…そこは僕にも…どうしようもできないんだ。
扉には、同じような鍵穴が付いているんだけれど…
その鍵穴と気持ちをひとつにできない… 強い力が邪魔をしているんだよ。
ためしに、あんたのアクセスカードを使ってみるといい。八卦鏡の部屋は、ここが最後だよ。
テレビゴミ
「また長い眠りにつくのか…
さあ、これを、邪気の鏡を持ってゆけ。もともとこの鏡は、人間に巣食った邪気を祓うためのもの。
だが、その霊力は失われ、むしろ心の歪みを映し、邪気を生み出す鏡となっている。
この鏡が、水銀屋の怯えを映した時には驚いたよ。
ははは、私はそれを利用させてもらっただけ… 怯えが邪気を生むまで、ゆっくりと待つだけでよかった。
<邪気の鏡入手>
「ここの八卦鏡はもとより正しい角度をしている。
私の体をむしばんでいるこのブラウン管が、鏡の代わりに悪い気を反射していたのだ。
「うぐうぐうぐ、早く、九龍中の全ての物の怪どもを我にかえしてやれ。本来の物の心を取り戻させてやれ
…物が哀れだ…
気脈の歪みはこの街だけではない…
「うをぁあああぁぁぁあああぁ…(小さな笑い声が響く)
リトル・フライ
「やったあ! 物の怪使いだったんだ、そうか、あいつが張本人だったのか。これで龍城路は完璧だね!
それにしても、人間に巣食う邪気って、いったいどんなもんなんだ?
簡単には見つけられないってのは聞いたことがあるけどなあ…
そんなやつがまだ龍城路にいるってのか…
いやだよ、俺、そんなのと一緒に暮らすのは。あんた、はやく、なんとかしてくれよ。
戻ればいいんだろ、要は。さ、行くぜ。

Pagination

Trackback

  • トラックバックはまだありません。

Trackback URL

/trackback/522

Comment

  • コメントはまだありません。

Post Your Comment

  • コメントを入力してください。
登録フォーム
Name
Mail
URL
Comment
閲覧制限
投稿キー(スパム対策に、投稿キー を半角で入力してください。)

Utility

Calendar

03 2024.04 05
SMTWTFS
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

Tag Crouds