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データベース:風水会議

香港最高風水会議

Feng Shui,the art of placement

Supreme Committee of Feng Shui
Hong Kong

地理風水//_file:0816274-0001
 地理風水とは、大地に眠る力を呼び覚まし、都市の安寧を図る、最もスケールが大きく、ダイナミックな風水術のことである。
 自然の地形を神獣とみなし、その守りを得ることで永遠の平安をもたらす万古不易の方術である。
 地理風水では、北方の大山に神獣玄武を、それより連なる東方の山並みを神獣青龍と見なし、南方の湖沼や海、あるいは狐峰を神獣朱雀、製法の大道を神獣白虎と見なす。 
 このように、地理風水には地形を神獣とみなす行為が介在するが、それを「神獣の見立て」と言う。神獣の見立ては、しかるべき経験を積んだ風水師の手によっておこなわれる。
 見立てに成功すると、神獣からは龍脈が生じ、その都市に永遠の太平がおとずれることになる。
 四方からの龍脈が交差する場所は、龍穴と呼ばれている。解釈によっては、一度地中に潜り込んだ龍脈が、再び地上に現れる場所を龍穴と呼ぶ場合もあるが、いずれにせよこの龍穴がある場所は、陽の気に満ち、比類なき繁栄が確約されている。
 見立てにより立ち現れた龍脈は、ある種のエネルギー、例えば電流のようなものとして考えられ、龍脈を遠方に導くために、その増幅や中継の目的で寺院が建立されることもある。
 世界にあまた存在する風水師の中で、今日、全く新しく神獣を見立てる地理風水に遭遇する機会は、極めて少ない。
 未だに風水が存在しない未開の地か、それとも誤った見立てを是正するための見立て直しが、唯一の機会である。


香港最高風水会議
第18超級風水師 黄帝 編

Supreme Committee of Feng Shui
Hong Kong***************************
気脈//_file:0015274-0002
 体の中を血液が循環しているように、空間にも気の流れが存在する。それを気脈という。もちろん、気脈そのものを見ることはできない。しかし、気脈が著しく乱れはじめると、その場所は邪気を生み、生命を脅かすこととなる。
 邪気の様子は、超級風水師に支給される風水スコープを通してみることができる。邪気の及ぶ場所に入ると、紫色に歪んだ空間が広がっているはずだ。邪気の強い場所に長く滞在してはならない。なぜなら邪気は容赦なく人を襲うからだ。人の気力を次第に失わせ、やがては死に至らしめる。空間にはびこった邪気は、何としてでもそれを取り除かなければならない。
 方法は次の4つがある。ひとつは、建物の形状そのものを変えてしまうことだ。正しい気脈の流れを確保すれば、邪気がよどむことはない。しかし、この方法は、建物を建てる前に計画されていなければならない。
 次の方法は、邪気の原因を除去することである。気脈が歪み、邪気が発生すると、うち捨てられた物に邪気が作用して、物の怪(もののけ)となり、より邪気を強めるという悪循環が生まれる。物の怪を除去すれば、とりあえずは邪気を鎮めることができる。
 同じ対処療法的な手段として、鏡を使って気脈の流れを整えることもできる。これが3つめである。使う鏡は、特別に八卦鏡(はっけきょう)と呼ばれるもので、悪い気脈を跳ね返し、良い気脈を呼び込み、全体として気脈の流れを保つことができる。だが、鏡の角度が歪むなど、アクシデントに見舞われやすいという欠点がある。
 最後の方法、それはより大きな力、大地の力、龍脈を呼び込むことである。我々は、この作業を、地理風水と呼んでいる。地理風水が立ち上がり、龍脈の守りを得ることができれば、不整合な建物の中で多少の気脈の乱れで、すぐに邪気が生まれることもなくなる。
 なお、気脈と龍脈の混同がしばしば指摘されるが、香港最高風水会議では、気脈は建物内の気の流れで、龍脈は神獣から生まれる大地の気の流れという解釈を採択した。


香港最高風水会議
第18超級風水師 黄帝 編

Supreme Committee of Feng Shui
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物の怪//_file:1039544-0003
 物にも心がある。それは、人間や動物の心と同じ物と考えられている。物が、ひとたび捨てられてしまうと、物の心はすさみ始める。それだけならまだしも、悪いことに、そこに邪気が憑くと、物は物の怪(もののけ)へと姿を変える。
 物の怪は、鬼律(グイリー)と呼ばれている。
 鬼律の存在自体が、邪気をさらに強め、そこは人の寄りつかない邪悪な場所となってしまうのだ。こうして、邪気が鬼律を生み、邪気を強め、さらに鬼律を増やすという悪循環に陥ってしまう。
 この悪循環を断ち切り、邪気を取り除くには、鬼律を倒さなければならない。
 鬼律を倒すには、鬼律に憑いた邪気の属性を見極める必要がある。
 承知のように、万物は全て5つの属性のどれかに当てはまると考えられている。
 その属性とは、木火土金水(もっかどごんすい)の5属性である。鬼律の邪気といえども例外ではなく、これら5属性のどれかに当てはまる。そこで、属性を見極め、それが互いに打ち消す性質を利用して、物の怪の邪気を消し去るるのだ。
 「水」の邪気は「火」の邪気に打ち勝つ。同様に、「火」は「金」を溶かすことにより、「金」の邪気を消し、「金」は斧となって「木」を切り倒す。「木」は「土」から養分を吸い取り、「土」は「水」を埋め立てる。このように5属性が互いに打ち勝つ関係を、相互関係と呼ぶ。5属性を木火土金水の順に時計回りに円形に配置して、その相互関係を結ぶと、5頂点を持つ星形になる。この星形を五芒星と呼ぶ。
 邪気によって邪気を打ち消すには、常にこの五芒星に示される属性の相互関係を念頭におく必要がある。余談になるが、五芒星を護符としたのは、平安時代末期の日本の陰陽師、安倍晴明という人物である。
 最後に付け加えておくが、鬼律という呼称は極めて時代がかった言い回しである。


香港最高風水会議
第18超級風水師 黄帝 編

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七宝刀//_file:42736388-0004
 鬼律を倒すには、邪気の相互関係を利用する以外に手はないと思われる。そこで、しかるべき邪気を持ち運ぶ必要が生じてくる。邪気はまるで核物質のように、人間を蝕んでゆく。
 七宝刀は刀にして刀にあらず。これを武器として使うことはできないが、その中に邪気を蓄えることができるのだ。5属性、どの邪気でも蓄えられるが、5属性全てを蓄えてしまうと、邪気は完全な状態となり、それを持つ者の生命を脅かす。刀にため込める邪気は4種類までである。
 七宝刀を所持した状態で鬼律に遭遇した場合、その鬼律の邪気に対して、相互の関係にある邪気を射出することで、鬼律を倒すことができる。同時に、鬼律の邪気そのものを吸入するだけでも、鬼律を消し去ることができる。ただし、同じ属性の邪気をすでに持っている場合は、吸入することはできない。七宝刀に蓄えることのできる邪気は、各属性につき1つだけである。
 常に、七宝刀に4属性を蓄えておけば、かなりの確率で鬼律を倒すことができるが、これは極めて危険な状態でもある。
 なぜなら、最後の属性の邪気を吹きかけられでもした場合、はからずも邪気は完全な状態となるからである。
風水の守りにより、安定した世界では、七宝刀を用いた鬼律退治など、昔話として語られているだけである。


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