やっちゃった。
■積みゲーが溜まる中、また果てしなく変なものに手を出しましたというか出さされましたというかなんというか。
いや昨日のサターン５００円ではなく（アレはパーティゲーですし）
えー………
いや、もう、自分の心だけにしまっておくのが苦しいので白状しますが。
……えー………交遊のある皆さんには、どうかひとつその、ぼくを見る目を変えないで貰いたいのですがその。
…前フリが伸びてますが…………そうですね、事の発端から話しましょうか。
先日、学生時代の友人Ｋ嬢から、郵便物が届きまして。
中に入っていた便箋には、「きっと、ゆきやん（仮）はツボにハマってくれるとおもうから大丈夫！ いやホントごめんね！」と、なんだか訳の判らないテンションが全面に押し出されておりまして。
ぷちぷち付き封筒の中には、多分自ら梱包というか包装したであろう、底面Ａ６・高さ１．５ｃｍ程度の立方体。
開けました。
■というわけで。
今から１８禁エロゲー（※しかも女性向け）の話をします。
とはいえ、方向性はがるさいのプレイ方向と大差無いであろう事を、自分の為に先に明記します。
…まさか日記でこんなモンネタにするとは思わなかったよ俺。どこで歯車が狂ったの俺＿|￣|○
さて。
開封から、自部屋で数分固まったワタクシ。
とりあえず、部屋の扉を閉める。
架電。
「はいＫ「えーキサマどういう了見ですか？」あーうん何の話か凄くよくわかった」
曰く。
１）彼女本人は既にプレイ済。
２）勿論彼女は、過去も現在も、そっち側の系統を特に好む人間では無い。
３）でも彼女の更に友人が某「兄貴の館」さんを見、こんなバカゲーやらないとダメだと使命感に燃えた。
「いや待て待て待て、確かに私も「兄貴の館」はついこないだ見たから、これがどんなバカゲーかも知ってますが！ それとこれとは全然話が別だろ？」
「いやー……実はねぇ……」
４）横で見ていた彼女、思わず秘書（CV森川智之）に惚れる。
５）ＥＤも見せられた。更にツボに。
６）これは（過去の経験上）絶対ゆきやん（仮）のツボにハマるはずだ。
７）ならば敢えて茨の道を選ぶのが漢の道
「いや漢じゃないし茨の道今絶賛選ばせかけられてるだけなんであのそのなんだえーとね？」
「秘書の絵面はどうですか」
「……………えー、つまりぼくは渋中年好みなわけですよ」
「そら見ろ」
詳しい事は手紙を忍ばせたからそっちを見ろと云って電話を切られる刹那。
「ところで、このパッケージとかって普通に製品版なんですけど何でこんな送り方？」
「いや、面白いから見せておこうと思って。ウチに送る時はメディアだけ返してくれれば全然」
「この箱俺に捨てろってか」
激しい言葉の応酬（※誇大表現有り）の後電話を切ると、件の「詳しい事の書かれた手紙」を発掘。
０）秘書は凄く真面目で忠実で頭のいい典型的な秘書だから絶対ツボ。
そういう設定確かにツボなんだけど、取り敢えずそれだけの為にこのゲームってリスク大きすぎません？
１）秘書を落とすにはまず、普通の攻略相手をどれかひとりまずテキトーにクリアしないとダメ。
…えーと、今更だけど拷問？
２）ちなみに、主人公は各キャラとの会話中に出る選択肢（必ず二個）を選ぶ事でタイプ選べるから。
いやもうそんなのはどうでもいいし。
決め打ちしといてよ辛いからお願いしますもう読まなくて良いですか僕。
３）攻略は凄いカンタン。詳しくは別紙（ユキヤ註：ホントに別紙付いてた。マメだなーＫ）
あ、テキストは既読未読関係なく飛ばせるから。
ちょっと復帰。
あ、今更ですがこのゲームは「借金背負わせＳＬＧ」というバカ名前（誉め言葉）が既に付けられており、パッケージにも「ある意味バカ度★★☆」なんて感じで付いてました。ある意味でも何でもなくバカだとは思うんですけど。
主人公は凄いお家のお妾さんに生まれた子供。それなりに天性の能力もあり、エリート（裏）街道を絶賛まっしぐら。
２５歳という年齢にもかかわらず、「クロサキグループ」という名前の、色んな子会社を持つ物体達を抱える親玉。
但し、デフォルトで真性。っていうかなんか、話聞いてると海外留学中に性癖を仕込まれたってちょっとえーと、なんだその凄くとってつけた様な無理矢理な理由は。それなりに作られてる過去とかの設定が一息に粉々に。
いや、なんか主人公の過去話って、普通にお涙頂戴逆境跳ね返せ頑張れ系なんですよ。
男に依存しきる女がいる。女＝母親は、息子にその父親＝男を見たいだけ。
男は女を一応必要としているんだけれど、「自分の要る時にだけ」ちゅ、お約束な精神保持。当然息子邪魔なだけ。
男は時々親子を住まわせている所にやって来、息子は外に追い出されて途方に暮れてみたりする。
息子は二親の愛情を心の奥底では欲しつつも、父親の傍若加減と母親の依存精神とに気が参っていってしまう。
さて父ちゃん、息子の道をがっちり勝手に決めた後、息子が年齢を重ねるに連れ、仕事を気紛れに回していってみる。
ってちょっとまて息子まだきっと中学～高校なんですがパパン！？ それは有りなのか！？
さておき、生きる為、見返す為、息子はそれを必死でこなしていく。そのうちそれは確たる実力として息子に結びつく。
ちなみに私見事に勘違いしていたんですが、唯一の後継者が妾の子とか云う事は全くなくって普通に家族がいるんだそうです（秘書ED間際でやっと判った）。だとしたら父ちゃん、本当に気紛れで仕事やらしたんだろうか。謎。
さておき。
母親が脳卒中で倒れてしまった。
しかし、女が唯一拠所とした男は、その死を看取る事も無かった。
葬儀も何もかもを全て済ませた後、息子は男───父の家へと向かった。
「敷居はまたがないと決めている。庭に回らせて貰う」
取り次いだ父の側近に告げると、息子は庭へ。そこで対峙する親子。
女の葬儀等々が全て済んでいた事（こん時の台詞「もう燃やしたと云うのか！」は結構ツボだった）にキレた父ちゃん。
息子殴り飛ばした後、ポン刀持ち出して本気で振り下ろしてみたりしました。なにー！
まず一刀。息子の頬を浅く切ります。息子ひるまず睨み続けます。
これで本当にトサカに来た父ちゃん、廻りの制止も聞かずに構え、振り上げ、振り下ろす！
そこで出てきたのが、以前から度々息子と交流のあった青年。父が一番重要視している側近の、息子。
青年はポン刀から息子を庇い、背に傷を負う。うわー。っていうか傷で済んでる辺りがすげぇ。臓器良く無事だったな。
さて父ちゃん、面白く無さそうに言い捨てます。
「それ程壱哉（※息子）が大事なら、啓一郎（※青年）、お前は今日から壱哉付きだ」。そして有能秘書誕生ー。
勝手にどっかにいって勝手に仕事でもなんでもしやがれこのヤロウと、背を向けてずかずか消えてゆく父ちゃん。
息子はそんな父ちゃんに、今に見てろこのヤロウと、新たな闘志を燃やすのでした。
いやけどこうして書いてみると、背景は胡散臭い家族ドラマ系なんですね。それの何がどうなってこんなシナリオが。
ちなみに秘書さんとはクリーンな関係で、尊敬される上司と尊敬に値する有能な秘書なんだそうです。へー（なげやり）
でも主人公の役柄がもしか社長でなくて、いいとこのお嬢様で逆境に立ち向かいながらいつか父親を見返して！っていうところにこの秘書が居た方が、個人的にはもの凄く燃え上がる設定なのですがその。っつかビバ執事＆歳の差。
話が大分逸れましたが本編の話。
初日に突然「普通の攻略相手ＡＢＣ」が現れて、各々自己主張（一部語弊有り）を済ませて去ります。
社長、出会った印象の強かったＡＢＣ（うち一人は旧友）に対し、興味津々っていうか既に俺のモノ気分。
そしてそれを見とった秘書、すぐさま調査報告書をまとめる。マジですか（マジです）
そんな顔見せ興行（違）が終わった後、社長、呟く。
「この街の中、焦って、もがいて…せいぜい…
…俺の下であがくがいい………（※テンションを落とした王子＠がるさいの声でどうぞ）」
唖然と呆然をジューサーで混ぜた気分になりながらＫ嬢にメール。
『ごめんすいません堪忍もうホント止めさせてくださいお代官様っていうかこの緑川何か俺ダメだ』
『秘書どう？』
『いや秘書は声もツボでしたごめんなさいすみませんもうここらでいいですか』
『ゆきやん（仮）、秘書ちゃんとクリアしてくれたら、（略）』
そんなわけで。秘書攻略戦です（懐柔の内容に付いては黙秘権を行使させて戴きますＰＳ版万歳（何
どうやら秘書をクリアするには「普通の相手Ａ（花屋の元同級生）」に借金を背負わせまくる必要があるとの事なので、余計な事を考える機能を排除しながら秘書の為に花屋をクリアする事に。まさに前哨戦。嫌だ。
というわけで、前哨戦の内容はみごとなまでにかっ飛ばしますが、いやしかし、声優さんって大変ですね（なまぬるく）。
…っていうか、ギャルゲーだったらこんなに名前のある人出てこないと思うんだけど。
えーと、緑川光・森川智之・石川英郎・阪口大助・飛田展男。
ギャルゲーとホモゲーのセールスアピールの違いを見た気分ですね。はい。もう声いいです（泣きながら）。
どうせ聞かなきゃならないなら僕はおにゃのこの声のがいいですよーあっはっはっは。声優さんって大変だね。
でもあんまり飛ばしすぎると普通の話部分見そびれそうだったから（この辺萬集癖持ちの悪い点）、頑張ってページ繰り（くりっく）ページ繰り（くりっ（略）頑張った俺！ 頑張った俺！（無理矢理テンションを上げてみる）
えー、そんなわけで書いていて色んな意味で疲れたのでちょとこの辺で。
秘書、もうちゃんとクリアしたのでおいおい。いや秘書、うん。良いヤツだった…
でもやっぱり相手がこう年下のお嬢様だったりとかしたらもっと僕のポイントにはがつんと（略
因みに、もう送り返す為の梱包準備はバッチリです。勿論パッケージ毎。あんなのウチで捨ててたまるか。
■読み返してみたら、「どこががるさいの方向で」なんだか。
いや、ちゃんと指差して笑えるんですよ！ 「うわぁ爆砕点欠！」とか！ 「うわぁ社長バカすぎ！」とか！
っていうか社長、しいてあげるならキャラの方向性が御剣。決めるところは決める癖に変なところバカ。
あーそうか、ヒムロッチとも被るかも。こう、なんか変な方向にゼロワンな所が。
うん、よし、なんか段々喋るの面白くなってきたぞ！（マインドコントロール）
というわけで、そんなあたりの話は、帰宅後にでも書こうかと。酒でも飲みながら。
せっかくゲロったんだから、暫くネタにしてイタタタタ加減を蹴散らそう。そうしよう。
ちなみに秘書を何かに例えるならば、えー……………………アンドレ（ベルバラ）＋軍師（幻水１）。
