04_1/小黒の夢
九龍フロント
- コニー家前路人
- 「やけに早いねえ… もう三尸を捕まえたのかい?
- それとも、怖じ気付いて、戻ってきたんじゃないのかい?
- けど驚きだよ。まだあのコンテストやってたなんてねえ。あんた、よっぽど金が欲しいのかい?
- 運転手
- 「なんだ、お前は! こいつが片付かないと、ここは通れない。
- そんなこと、見りゃ分かるだろ!
- ひっくり返った拍子に、アレが飛ばされちまった…
- アレだよ、俺のアレ…
- 運転手
- 「お前がくすねたんじゃねえだろうな、俺のアレ…まだ見つからねんだ。
- 広場前路人
- 「おやおや、これまたどこの先生かと思ったぜ。奥に行ってたんだな。ディープだよ、そう呼んでるんだ。
- ディープの奴らは大変だよな。
- いつ、邪気に襲われるかわからないから、扉を閉めたりして、びくびく暮らしてるんだ。
- ここ、九龍フロントは平気だよ。
- 露天人形
- 「宋じいさん、占い、占い、占い、宋じいさん…
- 露店主 右
- 「なんだい、あんた、どっから来た? 奥の方は、やばいことになってるだろ。
- 露店主 左
- 「今日は、なんか悪いことが起こりそうだな、いや、ただの勘だけどさ。
- 朝から客が寄りつかないんだ。
- 宋じいさん
- 「まだ月は出んか…ふふふふふ。
- 占いには、ちょいと早いのう… しかしなあ…あんたも、運の悪そうな顔してる…
- 海鮮中心前路人
- 「ひひひ、あんたもネットやるのか? クーロネットだよ。
- じいさんのカード、買いに来たんだろ?
- ネットはいいよなあ、なあ、そうだよなあ。
- 双子師
- 「… 何だ… 俺の顔に、何かついてるのか?
- ……………………… うろうろ出歩くな!
- 双子屋店員
- 「何だ? お前も双子か? 申告に来たんだろ、だったらカード寄こしな。
- 双子屋店員
- 「登録には、アクセスカードが必要だ。持ってなけりゃ、取りに戻ることだな。
- お前、双子屋のこと、知っててやって来たのか?
- **選択** [知っている][知らない]
- ▽[知っている]
- 「だったら、カード持ってこい。最近、双子の申告者が減ってきてる。ひとりでも多くの登録が必要なんだ。
- 双子づくりに参加するにも、登録しなきゃならない。
- ▽[知らない]
- 「この街では、双子は貴重なんだ。ひとりでも多くの双子を集めるのが、ここ双子屋だ。
- 双子の住民は、みんなここで双子として申告する。
- これから双子を作ろうっていう住民もここで登録して、いろんな教育を受けるんだ。
- とにかく、アクセスカードがなけりゃ、登録できない。
- 路人 右
- 「あんた、ディープって知ってるか。龍城路や龍津路のことだ。
- ここ九龍フロントよりも更に奥。あそこでは、なんだか鬼律どもが出始めたらしいじゃないか。
- 路人 左
- 「鬼律は邪気が物に宿った姿だ。鬼律の邪気が、また鬼律を生む。
- それはそうと、人間も邪気に憑かれることがあるそうだ。
- 心に闇を持ってるやつが危ないらしいぞ。
- 阿片屋
- 「お前さん、陽界から迷い込んだのか? …言っておくけど、俺はやばいヤクは売ってない。
- いいか、あんたもブルークロウにだけは手を出すな。あれはただの麻薬じゃない。
- いかがわしい呪いの儀式にも使うんだ… 呪いの人形に注射したりしてな。
- ところで、さっきもヘンチクリンな格好したやつが来たけど、お前さんの知り合いか?
- そいつ、自分は手品師だとかいってこんなもんくれたが、
- 俺はいらないからそいつに会ったら返してくれ。
- <マジックカード入手>
- 阿片屋
- 「前はこのビルから双子中心の方へ渡れたのに、今じゃなあ…
- 閉め切りになってしまってるよ。まあ、双子中心の2階なんて、そうそう行くところじゃないけどな。
- 爆竹屋
- 「あんたもせっせと質屋通いかね。俺はこう見えても爆発物の専門家だ。
- ああ、質屋ならこの脇の路地を入っていったところだ。
- 男人街前路人
- 「この先は男人街… 九龍には女人街はない… ないんだよ。
- 頭髪中心かつら屋
- 「あんたも、かつら、欲しいんだろ? 残念だなぁ、今はちょっとな…
- うちは、龍津路にあるかつら屋と取引があるけれど、
- 九龍のほうぼうで邪気が強くなってきて、商売あがったりさ。
- せっかく仕上げたかつらを、お得意に届けられなくなったんだ…
- それはそうと、そこに茸売り、いるだろ? …いない? …あんた、そいつと知り合いなのか?
- 店2主人
- 「あんた、よそ者だろ…この街に来たやつは必ず宋じいさんの占いを試してみることだ。
- あのじいさん、昔は船乗りだったらしい。今じゃ、すっかり…
- 月の出る時間になると、占いを始めるんだ。
- 今夜は満月だから、じいさん、張り切ってるんじゃないかな。
- 茸売り
- 「いっひょひょーっと。俺の茸は安心確実、いつもとれたて、新鮮茸だ。
- 欲しくないなら無理にとは言わないよ。それから、えーっと……。ま、いいかッ。
- 聞きたいことあったら、そん時ゃそっちから声かけてくれ。
『店2主人と話した』
- 宋じいさん
- 「この方角から来る奴は人相が悪いのう。いつも悪い。
- どうじゃ、占わんかね、ええ、占ってやるよ。占いには5000紙紮かかるがな。
『宋じいさんに5000紙紮渡す』
- 宋じいさん
- 「占うか、そうか、そうか…
- おおおお、海亀の首が見えるぞな… 血が吹き出している…痛々しいのう。
- あんたの運はすこぶる悪いが、このカードがあれば少しはましになるだろう。
- <買ったアクセスカード入手>
- 「今夜は、満月だのう… こんな夜には、悪いことが起きるもんじゃ。
- また後で占ってやる。気が向いたら、ここに来い。
- 露店主 右
- 「じいさんは拾った物を占いにかこつけて売りつけるんだ。
- 露店主 左
- 「うちの裏が龍城飯店だよ。俺達はちゃんとリッチの許可を得て商売してるんだ。
- 海鮮中心前路人
- 「俺なんて、あいつらみたいな力、ないからさ、凡人だからさ、何でも普通にしか考えられないんだ、
- あんたもそうなんだろ、え? そうだろ?
- あいつらっていうのは、クーロネットの会員達のことさ。あいつらは、特別なんだ…
- クーロネット、やるんだろ、あんたも。端末なら双子中心と龍城飯店にあるぜ。
- やりすぎは体に毒っていうものさ、いひひひ。
- 海鮮中心前路人
- 「この奥にはなにもないよ、ろくなもんがない…
- あんまりよそ者に話しちゃいけないことになってるんだ。
- ひひひ、そうなんだよ、話しちゃいけない、いけない。
- 広場前路人
- 「ディープの方じゃ、胡同から邪気があふれ出ないように、扉を閉めたり、胡同の中に鏡をぶら下げたり、
- いろいろ大変なんだ。
- 男人街前路人
- 「男人街には金持ってねえやつは入れない、持ってるからって入れるとは限らないけどね。
- 双子屋店員
- 「登録するのか… で、どっちなんだ?
- お前が双子なのか、それとも双子を作りたいのか…
- 最近、ニセの申告ばかりが増えてるからな。
- 貸してみな、カード、その中に記録されてる。
- お前が本物の双子なら、ちゃんとコースを組んでやるよ。
- 店2主人
- 「占い師が占うと、そのときはじめて運勢が立ち上がる… 風水も同じことなんだろ。
- 頭髪中心かつら屋
- 「邪気の強い場所では人間の体を巡っている気の流れもおかしくなるんだ。
- ひどいときには生きたまま物になったりするってよ。
- 路人 右
- 「ここいらじゃフロントとディープはくっきり区別してるんだ。ディープの方が気のバランスとかが壊れやすいんだそうだ。
- 路人 左
- 「それをいうなら、不安定ってやつだ。ディープではすぐに気脈が乱れるんだ。
- せいぜい八卦鏡で悪い気を跳ね返すくらいしか防ぎようがないんだ。
- 路人 右
- 「バランスの元がちゃんとしていないからな。
- 路人 左
- 「それをいうなら、風水だろ。なあ、あんた、そうだろ。
『双子屋店員に買ったアクセスカードを渡す』
- 双子屋店員
- 「これがお前のカードか。…おい、何だこのカードは …偽造カードじゃないか!
- それじゃ登録はできない。出直してこい!
- 双子屋店員
- 「インチキなやつは、お呼びじゃねえんだ。
- 李弘
- 「おいおい、そこの。……見かけない顔だな。私ぁ質屋の李弘だ。
- あんただろ、小黒に変なもの頼んだのは。本だよ、本。暦の本さ。
- 小黒が探してくれって言うもんだから、やっとの思いで見つけたんだ。本はこの札と引き替えだから、
- これを小黒に渡してくれ。言っといてくれよ、早く取りにこいって。頼んだよ。
- <引き替え札入手>
- 「その札、あんたに預けたから、小黒に渡してくれ。頼んだよ。
『李弘と話した』
- 爆竹屋
- 「ところであんた、ウェイには会ったのか? 彼なら力になってくれるはずだ。そこの気功塾のビルだ。
- …あんまりあんたと親しくしてると、あいつらに眼を付けられる… さ、もう行ってくれ。
『阿片屋と話した』
- ウェイ
- 「君か、風水を起こすため、この九龍城にやって来たのは。
- すると、いよいよ陽界にも影響が現れているのだな…。
- 私はウェイ、ここで気功塾を主宰している。知っているだろうが、この九龍城には「龍脈」、
- つまり、風水を司る四神獣達の気の流れが、全て通じているらしい。
- しかし、青龍、白虎、朱雀、玄武の見立てが行われたという記録はない。
- ただ、分かっているのは、青龍となるべき存在が、その力を封じられているということだ。
- それは木彫りの仏像として封じられているらしいのだが、どこに隠されているかは……。
- まして残りの神獣については、その存在すら、我々にはつかめていない。
- ……いや、待てよ、クーロネットに何か記録があったはずだ。
- ネットの端末は、龍城飯店にある。アクセスカードがあれば、引き出せるだろう。
- リッチには私から伝えておくよ。
- 阿片屋
- 「この上は双子中心につながってるけど、塞がれてしまって通れないんだ。
『ウェイと話した』
- キッズ
- 「待ってたよ
- 「宋じいさんからカード売り付けられただろ。それ、俺の改造アクセスカードさ。
- 残念でした、そのカードには俺が細工をした。だから、あんたには使いこなせないよ。
- …さ、返してくれ。
『キッズにアクセスカードを渡す』
- ゲームキッズ
- 「悪いね。じゃあね!
- 路人 右
- 「キッズと取り引きするなら慎重にな…
- あいつのアクセスカードはインチキカードだって、もっぱらの噂さ。
- 路人 左
- 「もちろん、見張ってなんかいないさ、そうだろ、な。
- 爆竹屋
- 「リッチにはもう会ったのか? あいつなら、いろいろと相談に乗ってくれるだろう。
- 李弘
- 「おや、あんたが来たのか… でも、小黒に頼まれたものは小黒に渡さないと。