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Knについてとりとめなく。

自分メモも兼ねて、濃い話を。

「クーロンズゲート」における陰界の世界設定って、表に見える部分は実に曖昧で矛盾する箇所が多いように思える。そしてその最たる物がクーロネット(以下Kn)ではないかと思っている。
だからこそ、設定的な何かに関わる想像をこねくり回す事が非常に面白い。

ぷしゅーと蒸気吐き出して起動、恐らくタッチパネルらしい何かによる画面遷移、「信箱」って日記なんじゃないの?っていうID準拠のメッセージ保存機能、「キーボードどこにあるの?」っていうメール送信機能、「おい、アンタ、メールだ。龍城路の鏡屋からだ」でも差出人はぜんまい屋(鏡屋の代筆)でしたよリッチさんという様な判らん管理体系。

余談ですが、私のデスクトップでメール受信すると、リッチが「おい、アn(ry」って言い出します。夜中は案外心臓に悪いです。休題。

蒸気を吐き出している以上蒸気機関なんだろうが、その蒸気を出す為の熱源は電気なんだろうか。まさかリッチとかぜんまい屋が逐一石炭入れてたりはしないよな。
ネットするにはカードが必要だけれど、カードスロットは街頭端末の場合あのポストの入口みたいなアレでいいのだろうか。簡易端末の場合は側面にでも挿入口があるのだろうか。それともスライド式の磁気テープ型なんだろうか。そもそも磁気情報なんだろうか。まさか穴空いてるとか点字風とかそういうこと無いよな。
カードに割り振られたIDにはどうやらバリティチェックの仕組みがあるらしい。偽造カードだ! ……免許証番号みたいなもんだと思っていいのかな。
そもそもIDの概念が薄い(メール・信箱等から)。しかし、IDから人物の特定は可能(スイジェンのカードから「双子だったのか」て云われるし)。

邪気が人に憑き、妄想が人を取り巻き、そうした概念に因る物が非常に力を発揮する世界で有ることは全編通して描かれているわけだから、Knにそうした概念が全く使われていないとは考えられない。
何せ、生体通信しちゃったりするんだ。座布団運びの山田君とかさ。

そもそも陰界に政府はあるのだろうか。
誰が最初にKnの様なネットワーク網を広げようと思ったのだろうか。
ある程度の街頭端末は、初期に設定されたプロトコル等に基づいて作られた筈だ。
そういった機関があったのだろう。
それもスネークなんだろうか。

「うまく入っていかないな」というメールがある。ぜんまい屋からのもの。
言葉を喋る、あるいは妄想する事によってKnが(それこそ生体通信の仕組みで)文字を取り込むので有れば、生体通信の出来なかった(少なくとも序盤は)風水師が、メールを送信出来なかったことも頷ける。

陽界が肉の世界だとすれば、陰界はその裏で精神の世界であるとすれば、共同幻想による世界構築が行われているとかどうだろう。
誰かの放ったKnというネットワーク網が、気付けば世界に構築されていた。
Knを使う為の「なにか」として、「カード」が一人一人に与えられていた。
「カード」は「人が作った物」であるはずだから、技術を持った人間には偽造が可能だった。

そしてそういった幻想によって生まれたネットワーク網の概念が、ガタリなのじゃないか。
ガタリは想いに憑く。だから既に接触していた風水師を介し、時間を超えた清朝ですらKnを構築して見せた(但し世界全てにその概念が狭い為に動作範囲は限定された?)。

……とかいうことを延々考えていたら、小咄が遅れましたという云い訳でした押忍。
考えてみたら、ぜんまい屋ごときが語れる情報は少ないんだから、とっとと進めちゃえば良かったんだよ。ごときって。

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